写真で記録し、写真で伝える。施工の価値を長く活かす方法
施工写真は、完成の証拠として撮るもの。
そう思われがちですが、本当はもっと大きな役割を持っています。それは、住まいづくりの過程と想いを未来に残し、次のお客様へとつないでいくこと。
多くの住宅会社では、引き渡し前後にまとめて写真を撮り、それで終わってしまいます。しかしそれでは、せっかくの施工が「一度使っただけの素材」になってしまいます。写真を資産にするためには、“記録”と“発信”を分けて考えることが大切です。
まず記録としての写真。
構造、断熱、配管、造作など、完成後には見えなくなる部分こそ丁寧に残しておきます。これは品質管理の裏付けになるだけでなく、後々のメンテナンスや説明資料としても活躍します。現場で撮った一枚が、数年後のお客様対応を助けてくれることも珍しくありません。
次に伝えるための写真。
完成空間だけでなく、光の入り方、動線のつながり、素材の表情など、「そこで暮らすイメージ」が湧くカットを意識します。きれいな写真より、“伝わる写真”。ここに広報の視点が加わることで、施工事例は単なる実績からストーリーへと変わります。
そして重要なのが、写真を眠らせないこと。
SNS、ホームページ、営業資料、提案書、採用ページ。用途別に整理しておけば、一棟の施工から何度も価値を引き出せます。過去の写真が、新しい問い合わせを生むこともあります。
写真は一瞬を切り取るものですが、その一瞬は何年も働き続けてくれます。
だからこそ「撮る」ではなく「育てる」意識を。
写真で記録し、写真で伝える。
その積み重ねが、施工の価値を時間とともに深めていくのです📷🌿





