

撮って終わりにしない! SNSで“活きる”住宅写真の活用スケジュール術
せっかくプロに依頼して撮影した住宅写真。
「ホームページに施工事例として1回投稿して終わり」になっていませんか?
住宅写真は、“使い方”と“タイミング”次第で、SNS上でもっと多くの人に届き、会社の魅力をじわじわと伝えていく強力なツールになります。
大切なのは、撮った写真をどう“活かし続ける”かという視点。
今回は、SNSで活用しやすいスケジュール管理術と投稿プランの立て方をご紹介します。
■ 写真1案件で“1ヶ月以上”活用できる!
住宅写真は1件につき10枚〜30枚ほど撮影されることが一般的。
(弊社の場合は1物件40~60点納品です)
その中から複数の切り口で投稿すれば、1件の施工事例で週1回投稿×1ヶ月以上活用できます。
例えば:
【1週目】「施工事例紹介」投稿(外観・LDK・ポイント写真)
【2週目】「設計ポイント紹介」投稿(動線や収納など)
【3週目】「素材や設備のこだわり」紹介投稿
【4週目】「暮らしの想像をふくらませる1枚」+ストーリーのあるキャプション
写真1枚ずつでもテーマを変えて小出しにすることで、ユーザーとの接点を持続できます。
■ 活用スケジュール術|月1回の“写真整理日”を設定
SNSで継続的に写真を使うためには、広報の中でルーティン化できる仕組みがあると理想的です。
おすすめは、月に1回「施工写真整理日」を設定すること。
この日にやることは:
・新規の施工写真をチェック&選定
・Instagram用のスライド構成(3〜5枚)を事例ごとに仮決め
・投稿予定表(カレンダー)にざっくりスケジュールを入れる
・投稿に添える設計者コメントやキャプション素材を集める
事前に整理しておくことで、「今週何出そう?」と悩む時間が減り、発信が安定します。
■ 使い回しではなく“使い分け”の意識を
「同じ写真ばかり使ってると思われないかな?」と心配されることもありますが、写真の切り口やトーンを変えれば“使い分け”が可能です。
例:
インスタでは「暮らしの情景」にフォーカス
Facebookでは「設計のこだわり」重視
ストーリーズでは「ビフォー/アフター比較」で視覚的に印象づける など
媒体ごとの特性に合わせて“見せ方”を変えることが、飽きさせずに写真を活かすコツです。
■ おわりに
住宅写真は、撮影した日がゴールではなく、そこからが広報のスタート地点。
定期的に整理し、目的に応じてスケジュールを立てて発信していくことで、1枚の写真が会社の魅力を何倍にも伝える資産になります。
忙しい日々の中でも「今ある写真で何ができるか」を考える習慣を持つだけで、広報の手ごたえがぐっと変わります。
“撮って終わり”にせず、“活きる写真”に。
まずは、月1回の写真活用ルーティンから始めてみませんか?