

投稿頻度が下がってきたら…1枚からつくる広報コンテンツ
「最近、Instagramの投稿が止まりがち…」
「毎回“ちゃんとした施工紹介”を作るのがしんどい…」
そんなふうに感じている広報担当者の方は少なくありません。
でも安心してください。たった1枚の写真でも、十分に心を動かす投稿は作れます。
大切なのは、「情報を詰め込む」ことではなく、「1枚で何を伝えるか」を整理すること。
今回は、“1枚の写真”からでも続けられる、広報コンテンツのつくり方のコツをご紹介します。
■ 投稿が続かない理由は「完璧主義」にあるかも?
広報の現場では、「ちゃんと説明しないと」「全部詰め込まないと」と思ってしまいがち。
その結果、1投稿にかける時間が増え、ハードルが上がって投稿が止まってしまうという悪循環に。
でも、SNSは「気軽な投稿」と「継続性」が大切。
見る側も“短く、共感できる”コンテンツを求めています。
■ 1枚から広げる、3つの作法
① 「見てほしいポイントを1つに絞る」
1枚の写真で、全部を説明しようとしないこと。
たとえば…
・吹き抜けの開放感
・キッチンから見えるダイニングの距離感
・小さなニッチに置かれた家族の写真立て
など、「この写真の一番伝えたいことは?」を決めましょう。
1投稿=1メッセージが基本です。
② 「感情を添えるキャプションをつける」
事実よりも、感情や空気感が伝わる言葉が共感を呼びます。
例:
・「朝の光が気持ちいい。家族の“おはよう”が聞こえるキッチンです」
・「余白のある土間空間。自転車もベビーカーもスッと入ります」
・「ちょっと腰掛けたくなる場所。住み心地ってこういうことかも」
こうしたキャプションが、“自分ごと化”につながります。
③ 「シリーズ化で投稿を軽やかに」
1枚ずつの投稿でも、「シリーズ」として統一感を持たせると継続しやすくなります。
・#我が家のこだわりスポット
・#光の入り方で比べてみた
・#使ってよかった収納アイデア
テーマがあることで、投稿の切り口に悩まずに済み、見る人にも記憶されやすくなります。
■ 「ネタがない」は視点で変わる
施工写真が限られていても、視点を変えることでネタは生まれます。
同じ空間でも「朝」と「夕方」で印象を変える
引きの写真と寄りの写真で2回に分ける
設計者・現場・施主の「一言」を添えて再活用する
大切なのは、“投稿するための写真”を探すのではなく、“伝えたい視点”を写真から拾うこと。
■ おわりに
投稿のハードルが上がってきたら、「1枚からでも発信できる」という原点に立ち返ってみてください。
無理に作り込むより、小さく、でも継続的に届けることの方が、広報の効果は大きく育っていきます。
あなたの1枚が、誰かの「なんかいいな」のきっかけになりますように。